「ブランディング」の基礎。あなたは理解できていますか?

自社サービスや商品を扱う企業の方なら「ブランディング」という言葉を聞いたことがあると思います。

商談や打合せ、その他にも至る所で聞く言葉ですが、この言葉の意味を本当に理解していますか?

その場の雰囲気で何となく分かったフリをしてしいませんか?

本記事ではそんな分かっている様でよく分からない「ブランディング」の基礎とそのメリットを解説していきます。

1.ブランディングの基礎1『ブランディングの定義』

そもそもブランディングとは何を意味するのでしょうか。

それを理解するにはまずブランドとは何かについて説明します。

ブランドと聞くと、ついプラダやルイ・ヴィトンといった高級ブランドの事を思い浮かべてしまうかもしれません。

しかし、ブランドとは高級なものばかりではなく実は私たちの身近に溢れているものなのです。

例えば、マクドナルドやコカ・コーラ、スターバックスも全てブランドと言えます。

ではブランドの定義とは何か、それは消費者がある商品やサービス、あるいはそれを提供する企業に抱くイメージであり、形や実態の無い価値(資産)といえます。

ざっくり言ってしまうと、「消費者の中にあるイメージ」こそがブランドの正体と言えます。

この定義を先ほどの例に当てはめてみると、

  • マクドナルドは「安くて早くて美味しいハンバーガー」
  • コカ・コーラは「赤くて美味しい炭酸飲料」
  • スターバックスは「居心地が良くてオシャレなコーヒーショップ」

多くの人がこの様なイメージを持っているのではないでしょうか。

そしてこのイメージはひとりで勝手に出来上がったものではありません。

大変な企業努力の末に出来上がったブランドイメージなのです。

そしてこの企業努力こそが本題である「ブランディング」と言われるものになります。

すなわち「ブランディング」とは、商品やサービスに対して消費者に共通の肯定的なイメージを認知させる活動のことだと言えます。

例えば、コカ・コーラのあの赤いイメージカラーもロゴデザインも全ては「イメージ」を作り出すためのブランディング活動の一環と言えるわけです。

2.ブランディングの基礎2『ブランディングの不在で起こる問題』

多くの企業がブランディングに力を入れているのはなぜでしょうか。

それはブランディング構築が出来ない事で生じる価格競争を回避するためです。

ブランディングを実行するには多くの時間とコストがかかります。

すぐに効果が現れるものでもなければ売り上げの様に数字で分かりやすく確認できるものでもありません。

このためついついブランディングを蔑ろにしてしまいがちです。

しかしブランディングで競合他社と差別化できていなければ、値下げをして顧客を獲得するしかありません。

利益率を圧迫する価格競争は体力の少ない中小企業にとっては本来とるべき手段ではありません。

ブランディングを実践し、商品、サービスの価値を認知してもらう必要があります。

3.ブランディングの基礎3『なぜブランディングが必要なのか(メリット)』

効果が出るまでに時間のかかるブランディングですが、成功すればメリットは大変大きなものになります。

1.商品、サービスの差別化

人気商品が出ると次々と類似商品が出てくる現在では、消費者の立場で見るとどの商品も同じように見えます。

例えばスマートホンの場合を考えてみましょう。

市場には同じ様な形、機能をしたスマホが溢れていますが、中には「絶対にスマホはiPhone」という人は多いと思います。

ブランディングで差別化できているとこのように「〇〇なら△△」とファンによる指名買いをしてもらえるようになります。

2.価格競争をしなくて済む

さらにブランディングによって競合他社との差別化が出来ていれば価格競争から脱却することが出来ます。

先ほどのiPhoneがいい例です。

iPhoneは最新機種なら1台10万以上もする大変高価なもので、他社メーカーのものと比べてもその値段は抜きんでています。

ブランディングによってブランドを認知してもらいファンを獲得していると高くても買ってもらうことができます。

これはiPhoneというブランドに対して愛着や信頼を感じているからです。

これを顧客ロイヤリティと言います。

3.利益率の増加

ブランディングによって顧客ロイヤリティが高まると安定した収益を期待することができます。

なぜなら一度iPhoneを買ったファンが次もiPhoneを買うようにリピート率が増加するからです。

他社よりも高値で販売できリピート率も高いとなれば必然的に利益率は増加します。

4.まとめ

以上、ブランディングの基礎とそのメリットを紹介しました。

ブランディングとは大企業だけが行うものではありません。

むしろ企業体力の少ない中小企業こそ注力する必要があると思います。

ブランドを確立することで不毛な価格競争から脱却し、利益率を高めるためにもブランディングを実践しましょう。